冬はどうして乾燥するの?


 寒い冬,ひじやかかとがカサカサになってしまうことはありませんか?これは,冬の空気が乾燥しているためです。

 夏や梅雨(つゆ)の時期はあんなにジメジメしているのに,どうして冬になると乾燥してしまうのでしょうか?

飽和水蒸気量(ほうわすいじょうきりょう)の不思議



 飽和水蒸気量とは1mの空気に含むことのできる水蒸気の量のことです。
 空気の中には目には見えませんが,水蒸気が含まれています。
 含むことのできる水蒸気の量は温度によって違います。

 温度が高くなると含むことのできる水蒸気の量は増え,寒くなると水蒸気をあまり含むことができません。




ポインタを乗せてみてください

 気温が-10℃の時の飽和水蒸気量は2.36g/m3です。一方,気温が25℃になると飽和水蒸気量は23.06g/m3になります。なんと10倍も水蒸気の量が違います。

 このように,寒くなると飽和水蒸気量が少なくなるので,空気が乾燥します。氷河期の時代もこのような乾燥した気候だったことがわかっています。

 氷河期探検ツアー
地点5 北海道の砂丘


寒冷気候の困った現象



参考
第一学習者(1999)「新訂地学図解」

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